とても優しくて穏やかな柾木のお姉ちゃん
高坂 美咲 (こうさか・みさき)
・自分ーわたし
・他人ー柾木ちゃん、雫ちゃん、橘くん(その後秀樹くん)、お父さん、ゆかりさん
・背ー168cm
「そうね、わたしも実はすごく怖かったの」
長い髪を腰まで下ろしたお姉ちゃん。年は20代中盤なところ。やさしい印象で、実際にとてもやさしい。
意外とスタイルがよく、特に胸が大きい。柾木の話によると、まるでお母さんみたいで落ちつくのについつい気になってしまうらしい。これで背も大きいため、柾木とはいろいろと印象が違う。柾木自分は今の体に満足しているが、どうして姉妹なのにここまで体つきが違うのかはどうしても気になるらしい。
ちなみに声もすごく優しくて、みんなその雰囲気だけで十分癒されるらしい。いつもいるだけで雰囲気を和ませる素敵な女性。
(別の姿)
・自分ー僕
・他人ー柾木、雫ちゃん、秀樹君
・背ー178cm
そこそこ体がぎっしりしていて、顎に少々ひげがある成人男性。背も元の姿より大きく、優しそうなのに妙に渋い印象を与える。本人の立場からするともちろん不本意であるため、それが少々照れるらしい。
この姿では抑える力が弱く感じられるからか、元の姿よりは行動が少々大きくなる時もある。
「別の姿」では声も少々落ち着いていて、元の姿とはまた違う大人しさがある。わかりやすく言うと渋くてかっこいい感じ。本人はそんな話を聞くたびに照れるらしく、ああいう話題になるのは恥ずかしいと思っている。
この姿ではそれに似合う言葉遣いをしているが、それを除けばいつもの美咲である。相変わらず他の人のことをよく考えて行動している。
ただし姿のおかげで少し楽になったらしく、元の姿とは違って少し男らしい姿を見せることもある。本人もこの姿なら少し大胆になれていいと思っているらしい。
茨城 慎治 (いばらき・しんじ)
少しチャラい男の子。今どきな印象が強い。いつも明るい印象で少し馬鹿っぽい。声もイマドキの軽い感じ。
自分ー俺
他人ー柾木、橘さん、綾観、高梨、美咲さん
・背ー175cm
「ちょ、ちょっと! 今、俺ってバカにされてないのか?!」
「組織」での柾木の親友。初めて「別の姿」になって右も左もわからなかった柾木のことを色々助けてあげたり、仲間にしてあげたりした少年。
とは言え、柾木の話(自分の実の姿はこれじゃない)を本当に信じていなかったり、からかい過ぎたりなど、あまり「異性」としてはいいと言えない行動もたくさんやってきた。その結果、柾木にはあまり異性と見えないらしい。もちろん本人は事実を「見て」から激しくそれを後悔した。
要するに根はいいやつだが、優しさ(というより配慮)が足りない普通の少年。たぶん、それが秀樹との一番大きな差だと言える。
基本的に美人が好きで、いつもそういうオーラを出している。おかげで女の子にはあまりモテない様子である。
いつものほほんな秀樹のお姉さん
橘 ゆかり (たちばな・ー)
「わたし? もちろんいいってことに決まってるんじゃないー」
・自分ーわたし
・他人ー柾木ちゃん、秀樹、美咲さん
・背ー164cm
いつものほほんとしている。背は高い方。さりげなくスタイルがいい。声ものんびりしていて、聞いているだけでほんわかな気分になる。美咲とは似たような雰囲気を持つが、あちらとは違って「ゆったり分」が強くなった感じ。
秀樹の姉。美咲とは同い年である。秀樹と似たようで違う性格で、どちらかというといつものんびりしている。
何でもすぐ受け入れる性格で、柾木のこともすぐわかってくれた。弟である秀樹のことを大切にしており、秀樹が幸せならなんでもいいらしい。おかげで秀樹はやや姉離れ気味で、姉であるゆかりにぶつぶつ言うこともある。