黄昏幻譚 (たそがれげんたん)

一人の少女に導かれ、
48人の少女たちがそこに集まる――


この世界には、一人の少女の噂があった。

その少女は不思議な存在で、正体など、知るすべもない。
ただ、どこかにある「黄昏市」というところに、あの少女はいるとされた。
……いや、あの少女こそ、その都市――黄昏市そのもの、とまで言われていた。
誰もあの少女の正体を知らないというのに、噂だけが一人歩きし――やがてその噂は、「刺さる人には刺さる」モノとなり、様々な「普通じゃない」女の子たちに響くようになる。

その、「とある少女に惹かれた」女の子たちは、いつの間にか、あの少女のことを探し求めるようになった。
理由は、女の子たちによってそれぞれ違う。
だが、その理由の奥底にあるのは、みんな例に漏れず、「あの少女」についての好奇心であった。
もっと知りたい。少しでもいいから、顔を見てみたい――
その気持ちが抑えきれなくなった時、少女たちは、「あの子」に導かれるように、この黄昏市に集まう。

互いに面識や覚えなどは(ほぼ)まったくおらず、たった一つ、「とある少女のことを追いかけている」という共通点だけを持つ、「この機会じゃなかったら、永遠に出会えなかった」はずの少女たち。
少女たちの出逢いは、この黄昏市に何をもたらすか、あるいは――


提供・黄昏都市事務局

システム
(こんな感じなら面白いかな~なんて適当な書き殴りなので、あまり真に受けないでください)