ゲームもの

ある日、主人公(プレイヤー)は奇妙な女性と出会う。
彼女は本当に、今まで一度も会ったことがないような個性に満ちていた。突発で、なにをやらかすのかわからなくて、でもどこか魅力的。わかりやすいようで、どうもつかみところがない。
そんな彼女に振り回さればかりだった主人公は、ある日、不思議な機械を手にする。それは「ある人の夢の中でなにか任意の要素などを入れて、意識の中でそれをさりげなく残す」という妙な機械だった。
つまり、この機械があれば、彼女に遠隔にいろんなイメージを植えつけて、彼女の「今まで見たことのない」一面を見られるわけだ。たとえば「りんご」というイメージを彼女に植えつける、次の日に出会った彼女は急にりんごが食べたくなったり、りんごにまつわる自分の思い出とかを話してくれる…のかもしれない。たぶん、だけど。
その機械は、いわゆる「人間の無意識」に触れられる不思議なモノだったのだ。どれだけわからないところの多い彼女だとしても、これなら、少しはその心に手が届くかもしれない。
ともかく、彼女にどこか惹かれていて、好奇心もマシマシだった主人公はそれを試そうと思いつく。それから主人公の、なぜか心躍る「秘密の彼女探り」が幕を開くー。